落花生まめ知識
落花生まめ知識
落花生と呼ばれる由来
落花生という名前は、落花生が
成長していく様子が由来となっています。
落花生は、花が落ちた後に子房部分が伸びて地中に潜り、
それが実になっていきます。
つまり 「花が落ちて実が生まれる」 という成長の様子が、落花生という名前の由来となっているのです。
日本では「落花生」が音読みされて「ラッカセイ」と呼ぶようになり、今ではこの呼び方が定着していますが、古くは、音読みの違いで「ラッカショウ」とも呼ばれていました。
なぜ千葉県が産地なのか
国内産の落花生の約75%が千葉県産であり、
中でも八街市の生産量は全国一位です。
その大きな理由のひとつが、落花生の栽培に適している地形です。
落花生の栽培に適しているのは火山灰地であり、関東ローム層(*1)である千葉は落花生の栽培にとても適しています。
*1 砂と粘土が混じりあった土壌や堆積物のことをロームと呼び、関東地方に分布する火山灰起源の赤土の総称として関東ローム層と呼ばれています。
落花生は栄養満点
実は落花生はとても栄養価の高い食品であり、脳の老化を防ぎ、
体内の活性酸素を抑制する働きを持っています。
落花生には、脳の神経細胞の働きを高めるレシチンばかりか、
脳の優れた栄養であるPセリンが多く含まれていて、脳の老化防止のためにとても適した食品だといえます。血管や体の老化の原因を防ぐものに抗酸化物質というものがあります。
私たちの体に必要な酸素の一部は、体内にとり入れられたあと、
酸化力の強い活性酸素となります。
活性酸素は細胞を傷つけたり、体内の脂肪を酸化して、
有害な過酸化脂質に変えたりします。
これが血液をドロドロにして動脈硬化や高血圧を引き起こすのです。
こうした活性酸素の働きを抑制する物質を抗酸化物質といいます。
抗酸化物質の代表的なものの一つが、落花生に豊富に含まれるビタミンE、
そして、落花生の薄皮に含まれるポリフェノールという物質で、
優れた抗酸化作用があり美容のためにも欠かせない成分です。
また、落花生はその半分近くが脂肪からなっている食品ですが、この脂肪にはコレステロールを減らす働きがあります。
落花生の脂肪酸は、ほとんどがオレイン酸とリノール酸で、活性酸素の攻撃にあっても酸化されにくく、
血液中の悪玉コレステロールを減らし、血圧を下げる働きをするのです。
しかし、落花生はカロリーが高いことや、食べ過ぎは肥満につながるという事実もありますので、
食べ過ぎには注意しないといけません。
落花生は 「1日20粒程度を目安に、毎日食べること」 が重要であり、
また消化するのに時間がかかるので、よく噛んで食べることも重要です。
11月11日は落花生の日
落花生を畑から掘り出し、自然乾燥させた新豆が市場に出回るのは、毎年11月に入ってから。
またこの時期は落花生が特においしい季節でもあります。
落花生は一つのカラに2粒の豆が入っている"双子"であることから、
"11"が二つ重なるこの日を 「ピーナッツの日」 と全国落花生協会が昭和60年(1985年)に制定しました。
ピーナツ(落花生)の健康パワー
ピーナツ(落花生)の脂質は、植物性脂肪でオレイン酸・リノール酸を豊富に含み、
悪玉コレステロールを減少させ血圧を下げる働きがあります。
また、たんぱく質・ビタミンE・ビタミンB群多く含み特にビタミンEは体内で脂肪が酸化して
有害な過酸化資質に変化するのを防いで血液の循環を良くし、冷え性を予防・若返り・美肌効果があると言われています。
脳の神経細胞の働きを高めるレシチンや脳の栄養であるPセリンが多く含まれていて脳の活動を活発にし記憶力の向上・脳の老化防止に効果があるとも言われています。